手首が痛い!捻挫と骨折の見分け方は?

手首をひねってしまいケガをしてしまうことがありますよね。
時間が経過しても痛みが治まらず、医師の診断を受けたら骨折していた、、、なんてこともあります。
一見すると捻挫のように思っても、
実は骨折しているケースも少なくありません。
骨折はしっかりとした処置を行わなければ症状が悪化してしまうケースもありますので、
捻挫と骨折をしっかりと見分ける必要があります。
今回は手首の骨折と捻挫の見分け方、そして対処法を紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
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手首を骨折した時の症状?
手首をひねったりぶつけたりすることで手首を骨折してしまうことがあります。
一口に手首の骨折といっても、
骨が折れた位置や程度で症状はことなります。
折れた骨が皮膚を突き破る開放骨折や完全に骨が折れてしまう完全骨折などは、
手首の変形や外傷などを伴うため捻挫との区別は容易ですが、手首の骨折で多いヒビなどの不完全骨折は捻挫や腱鞘炎などとの区別がつきにくいため、処置が遅れてしまう場合があります。
手首の骨折の症状としては熱感、痛み、内出血、腫れです。
また、完全骨折や開放骨折などは手首の変形や皮膚が破れることによる外傷を伴います。
手首の捻挫の症状は?
捻挫は運動許容範囲を超えて手首や足首などの関節を動かしたときに起きる靭帯、腱、軟骨のケガです。
捻挫はねじってくじくことを意味しているので、
スポーツなどを行っている最中に転倒して手首をひねってしまったときなどによく捻挫してしまいます。
症状は
・腫れ
・痛み
・内出血
・患部が熱を持つ
などです。
捻挫を起こしてしまっても症状が軽い場合はテーピングなどで固定することで自然治癒を目指せますが、
重度の捻挫を発症してしまった場合は靭帯が断裂してしまったりするので手首の動きが不安定になります。
骨折と捻挫の見分け方は?
捻挫、骨折ともに腫れや痛み、内出血などの共通の症状が現れます。
ですので、一見しただけでは骨折と捻挫を見分けるのは困難です。
しかし、手首の骨折には特有の症状があり、
これらの症状から骨折か捻挫か判断できる場合があります。
特有の症状としては、
関節でない部分が曲がってしまう異常可動性や折れた部分が擦れることによるギーギーやギコギコなどの音です。
ただ、これらの症状は完全骨折の方にみられる症状であり、
亀裂骨折や不全骨折の方には見られません。
素人が捻挫と亀裂骨折や不全骨折を見分けることはほぼ不可能なので、
手首をひねってしまったことで腫れや痛み、内出血などの症状が現れたら早めに整形外科で受診しましょう。
対処法は?
手首の骨にひびが入ってしまっている場合、
症状を放置してしまうとひび割れが酷くなり完全骨折になってしまうこともあります。
また完全骨折を引き起こした場合、
無理に動かしたりしてしまうと骨の位置がずれてしまい処置に時間がかかってしまいます。
ですので、手首をひねってしまい痛みや腫れが現れた場合、まずは患部を固定しましょう。
副木で患部を固定し、症状の悪化を防ぎます。
副木がなければ厚手の紙やノートなどで手首を巻くように一周して固定するのもいいでしょう。
腫れが酷い時はアイシングすることも効果的です。
手首をひねってしまったときは症状を放置ぜずに、
まずは整形外科で受診するといいでしょう。
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最後に
手首の骨折と捻挫の見分け方を解説してきました。
捻挫も骨折も腫れや痛み、内出血など共通の症状が現れるので見分けるのは難しいですが、
骨が完全に折れてしまう完全骨折に関しては変形や異常可動性、異音などの症状が現れるので見分けるのが比較的容易です。
しかし、骨にひびが入ってしまった状態では捻挫の症状とほとんど変わらないので、
見分けることは困難です。
ですので、手首をひねったりぶつけたりして腫れや痛み、内出血などの症状が現れたら安易な自己判断をせず、
まずは整形外科で受診してください。
いずれにしても症状を放置してしまうと悪化したりしてしまう場合があるので、
治療期間も長引いてしまいます。
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