大人がRSウイルスに感染!症状は?仕事はどうしたらいいの?

RSウイルスはほとんどの乳幼児に感染することで知られていますよね。
大人になっても感染と発病を繰り返す厄介なウイルスですが、
感染しても軽症で済むことがほとんどです。
ただ、生後間もない乳児に感染させてしまった場合、重症化してしまう可能性があるので注意しなければなりません。
今回は大人がRSウイルスに感染してしまったときの症状と、
仕事は出勤していいのか解説していきます。
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RSウイルス感染症ってどんな病気?
毎年冬場に感染のピークを迎えるRSウイルス。
RSウイルスは日本をはじめ、世界中に分布しているウイルスです。
大人になっても感染と発病を繰り返し、
生後一歳までに約半数、二歳までにはほぼ100%の方が感染すると言われています。
症状は鼻水や咳など軽いものから、重いものになると肺炎になることもあります。
多くは軽い風邪のような症状で済みますが、
乳児が感染してしまうと重症化しやすい傾向にありますので、
生まれて間もない赤ちゃんには感染させないように注意しなければなりません。
感染経路や症状、治療法は?
主な感染経路は、感染している方からのくしゃみや咳のしぶきを浴びて感染する飛沫感染や
ドアノブやおもちゃなどを介して間接的な接触感染があります。
感染すると2~8日間の潜伏期間を経て、
発熱や鼻水などの症状が数日続きます。
多くの方は軽症で済みますが、
重症化してしまうとその後、咳や喘鳴が出る、呼吸困難になるなどの症状が現れ、
さらに酷くなると肺炎などの症状を引き起こします。
乳児が初感染すると7割が鼻水などの簡単な症状で済みますが、
残りの3割は咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出現します。
RSウィルスの特効薬はありませんので、治療は対処療法になります。
大人が感染すると?
大人がRSウィルスに感染するとどうなるのでしょうか?
先ほども記述しましたが、
RSウィルスに感染すると4~8日間の潜伏期間を経たのち発症します。
大人が感染して発病した場合、重症化するケースはほとんどありません。
鼻水や微熱程度の症状で済んでしまうことが多いので、
RSウィルスに感染したことに気が付かないことも多いようです。
ただ、RSウィルスに感染した小児を看護する医療スタッフや保護者に関しては、
一度に大量のウイルスに曝露して感染することによって、重症化してしまうこともありますので、感染者と接触する際にはマスクを着用しましょう。
また、高齢者の方も重症化するケースが多いようなので注意してください。
仕事はどうしたらいいの?
RSウィルスに感染しても仕事に出勤しても構いません。
ただ、RSウィルスは飛沫感染しますので、
周りの方に移さないようにマスクを着用しましょう。
また、大人がRSウィルスに感染した場合、自分がウイルスに感染したことに気が付いていないケースもあります。
従って、成人の方が咳等の呼吸器系の症状を認める場合はRSウィルスへの感染も疑い、
飛沫対策としてマスクを着用することが大切になります。
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最後に
RSウィルスは大人が感染しても重症化するケースはほとんどありません。
ただ、RSウィルスに感染した小児を介護する立場の保護者や医療スタッフなどはウイルスを曝露して感染することによって重症化してしまうこともあります。
また、高齢者など免疫が低下している方は重症化してしまうこともあるようです。
RSウイルスに感染しても症状が軽い場合は、仕事に行っても構いませんが、
周りの人に感染させないようにマスクを着用してください。
これからの季節、RSウイルスに感染する方は増えますが、
くれぐれも生後間もない赤ちゃんなどに感染させないように注意しながら過ごしましょう。
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